正しい外国語の発音の重要性

正しい外国語の発音の重要性

中国を旅行していて改めて感じたことは、正しい外国語の発音をしっかりとマスターすることの重要性です。「日本では英語を話す人が余りいない。」とよく日本に行ったことのある外国人が言っていましたが、私は中国に来て英語を話せる中国人も余りいないことに気づきました。中国語を母国語とする人口は世界でも大多数を占めているため、外国人は特に中国では中国語を話す努力をする必要性はあるとは思いますが、発音やイントネーションが難しい言語の為、そう簡単にはマスターはできない言語であると思います。先日、中国人の英語ガイドに西安の郊外を案内していただきましたが、彼女の文法やボキャブラリーは素晴らしいのですが、発音が中国語訛りの為、参加者の英国人、スイス人そして私、日本人は彼女の説明の50%理解したかどうかでした。通訳者及び外国語の観光ガイドは、英語を母国語とする人及び母国語としない人が理解できるような発音をマスターする必要性があると思います。これは決して、ネイティブアメリカンやブリティッシュらが話す英語をマスターすると言う意味ではなく、みんなが理解できるようなはっきりとした英語を話す必要性があると思います。英語はネイティブだけでも色々な人が話し、色々な訛り、例えばドイツ語やフランス語訛りの英語を通訳する時はあらかじめどの国の人が話す英語なのか確認します。

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マケドニア

マケドニア

先日マケドニアに行ってきました。知り合いに「マケドニアに行くんだ」と言ったところ、「どうして?」と聞かれることが多かったです。理由は、セルビア人の親友が戦争の時にちょうどベオグラードの大学に通っていて、その後彼女を訪ねて、セルビアとモンテネグロに行ったことがあり、それ以降旧ユーゴスラビアに興味がありました。出発前にヴィキペディアでマケドニアについて多少勉強しましたが、百聞は一見にしかず。やはり現地に行って、実際に自分の目で見て話を聞くとその国の現状がよく分かってきました。1週間のマケドニアのテトボ市での研修でした。ドイツ人、フランス人、マケドニア人、コソボ人に混じって勿論私一人フランスのパリから来た日本人と言うことで、特に町には東洋の人が全くいなかったため、道端で写真を取られたくらいでした。このセミナーでは、「私の声(意見)を聞いてほしい」と言うタイトルで、外国人生活が長く異文化教育に大変興味のある私にとっては異文化学習のとてもいい教材になりました。マケドニアには、マケドニア人だけではなくアルバニア人やロマ人が住んでいます。テトボ市内では、マケドニア人が行くカフェ・レストランとアルバニア人(でもマケドニアに住んでいる)が行くカフェ・レストランがはっきりと分かれていて、言葉も全く違い、折角習った、マケドニア語とアルバニア語もどっちを使っていいのか私には1目見ただけでは見分けがつかなかった。日ごろは問題ないようだが、何かあると大惨事になるぐらいこの2つの民族の間では今でも大きな対立がある。周りはとてもすばらしい山々に囲まれ、水道水も問題なく飲め、山の頂上から流れる水は微炭酸でミネラルがバランスよくとてもおいしい。そんな環境の中、民族の争いはとても悲しいことである。それ以来コソボ紛争やロマの問題、女性問題などに興味を持ち色々ネットで勉強しています。これからますます移民が増える日本の皆さんにも是非考えていただきたいテーマだと思います。このような勉強をすると、価値観が変わると思います。いつかセミナーを自分で主催したいと思います。最後に全てのことに言えることだと思いますが、この民族問題の根本にはやはり「存在を知ってもらいたい」というところにあります。私たちの身の回りでも、「存在を知られず」虐げられている人たちはたくさんいるのではないでしょうか?思いやりのある社会にしていきたいものです。

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異文化間青少年交流

異文化間青少年交流

ライプチッヒ大学在学中に、夏休みに独仏通訳講座(青少年交流向け)に参加したのがきっかけで、それから何度もDFJW(独)又はOFAJ(仏)のセミナーに参加しています。このオーガナイゼーションでは、戦後の青少年育成に当たって、将来を担う若者がお互いの国(ドイツとフランスがメイン)の過去の戦争の歴史を克服し、新しい将来に向かって仲良くやっていく為に、「青少年交流のプログラムの指導者になる為のトレーニング」を提供しています。その中には、通訳(Gruppendolmetscher / animateur interprète) やグループリーダー(Teamer)など色々なトレーニングプログラムがあります。そのプログラムでは、2カ国または3カ国の異文化の中でのセミナーになるので、ヨーロッパといえども食文化からディスカッションの仕方まで全く違います。日本人の私にとってはプログラムの内容だけではなく、セミナーに参加するだけで大変勉強になります。こういったトレーニングの経験から、2003年から青少年の異文化交流の通訳もしています。先日、ドイツ人の青少年と日本へ行きました。これは姉妹都市関係上での、青少年の交流になります。この仕事は、通訳としてだけではなく、色々なスキルを必要としました。その為、このお仕事が終了すると、2~3日は体調を整える(体重も3キロ減)必要があります。(青少年のパワーはすごい!)この通訳のお仕事がやめられないのは、青少年の「輝いた目」を垣間見ることができるからです。彼らが「成長する」その過程を一緒に体験でき、なんともいえない「感動」を与えてくれます。日本では、弓道、琴、三味線、尺八、そば打ちなどなどプログラムも盛りだくさんでした。このドイツ人の子達が、「一生の中で一番すばらしかった旅(15歳ぐらいの子)」と言ったりするのを聞くと、とても嬉しいです。財政難ではありますが、この様な意義のあるプログラムが続けられるよう、微力ながら応援していきたいと思います。

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ファッションの街「パリ」

ファッションの街「パリ」

私は若者向けの海外研修の通訳のお仕事がとても大好きです。特にこれから社会人として立派に専門職をもってがんばる若者が、ヨーロッパに研修に来た時に、彼らの専門分野の通訳をすることがとても大好きです。先日はファッション関係でした。さすがパリはファッションの中心。ドイツ語を中心に通訳していたときより「華やかな」専門分野が多いです。ドイツでは製造や環境などが多かったですね。ファッションとは全く無関係でしたが、このお仕事を機に勉強しました。この通訳のお仕事では、パリのあるアテリエを訪問してファッションデザイナーから色々ご意見を伺ったり…当日の1週間前から私の頭の中は「パタンナー」、「グレーディング」、「トワルチェック」など専門用語で頭がいっぱいでした。

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Let’s go!*      *Allons-y!

Let’s go!* *Allons-y!

「フランス人は英語を話さ(せ)ない」というのは時代遅れの考え方(日本では知られていにかもしれませんが、ヨーロッパでは多くの人がそう思っています)。時代の流れと伴に、彼らも英語を一生懸命学んでいます。学校教育では十分に英会話ができるレベルになれないということで、コンプレックスを持っている人も結構います。特におしゃべり好きのフランス人には言いたいことがいえないのはストレスだと思います。そんな中、フランスの宣伝広告を見ると英語表記が多くなってきました。でも必ず注釈でフランス語訳があります。例えは、「ロンドンに行こう」のところでLet’s go!と書いてありましたが、その下にAllons-y!とフランス語訳がありました。恐らくほとんどのフランス人はLet’s go!の意味は知っていると思いますが…パリに住んでいて、フランス人は実は「仏製英語」を使うのが好きなことに気づきました。Planning (time tableのこと)やSnacking。それからfunとfunnyを混同しています。日本人も負けてられませんね。

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異文化を理解してのコミュニケーションスキルの重要性

異文化を理解してのコミュニケーションスキルの重要性

以前ドイツの日系メーカーで通訳・翻訳のお仕事を1年ほど社員としてやらせていただきました。当時「代理店訪問」や「営業所訪問」によく行きました。ドイツ人の営業マンと日本人の駐在員の営業マンとドイツ人のお客様の間に挟まれた状態で通訳をしていましたので、文化の違いを「シミジミ」と実感しました。日本の営業マンは、よく現場に足を運んで、相手先の技術者や営業マンとの関係をしっかりと築くために時間をかけることを大変重視していました。「用事がなくてもしょっちゅう訪問することが重要だ」とその会社の日本人営業部長は考えていたようでした。ところが、ドイツの営業マンは、目的をしっかりと提示した上でアポを取り、予め相手先に提出した議題通りに話し合いを進めながら、短時間で用件をしっかりと調査することが重要だと考えていました。この様にドイツ人と日本人はセールスのやり方が違うため、少々衝突があり、両者の気持ちが分かる通訳としては悩みました。そんな時私の日本人上司はドイツ人の営業マンと一緒にトレーニングコースに参加することを了解してくださいました。そのトレーニングでは色々な営業テクニックなどを教えていただきました。その後の出張の際は、その「教え」が大変役立ちました。ところが、どんなに通訳がドイツの営業技術を理解していても実際には限界があります。やはり、日本人のセールスパーソンはたとえ言語面でのサポートが必要でも、異文化コミュニケーションスキルは習得した方がいいと思いました。よく英会話学校には投資をする企業は多いのですが、外国の労働条件(これは外国人社員又は相手先を理解する上で重要!)からコミュニケーションの仕方まで学習できる場が必要であると思います。英語を短時間で完璧にマスターすることは難しいですが、異文化学習を母国語で勉強することはそれほど不可能なことではないと思います。これからもますますグローバル化していきますので、異文化理解は仕事面でも私生活面でも必須だと思います。日本という国ををそして自分自身を見つめ直すいい機会ともなるでしょう。

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くっつかなくて錆びないフライパン?

くっつかなくて錆びないフライパン?

実は以前パリのあるデパートでドイツ製フライパンを購入しました。ところがこびりついてしまって、「何でこんなフライパンを買ってしまったのか」と後悔しました。 私の先日のお仕事はある調理器具のメーカーさんで、製品を説明する為にフライパンに関して大変勉強しました。するとフライパンには色々材料があって、鉄、ステンレス、アルミなどそれぞれ使用方法や長短所やお手入れ方法に違いがあることをはじめて知りました。フライパンを購入する側ですと、あまり気にせずにセールスポイントの「錆びない」とか「くっつかない」という言葉にだけ目が向き、その特性を知らずに間違って使っていて、その性能を無駄にしていた事に初めて気づきました。そしてただ単に不平を言っていたわけです。 フライパンが調理の武器であるように通訳者は外国人とのコミュニケーションの言葉の武器になります。通訳者との円滑な連携(使用方法)、通訳者の個性(長短所)そして情報提供や適度な休憩(お手入れ方法)をしてあげると、通訳者も本来の実力以上に力を発揮できると思います。 通訳者(鉄のフライパン)を介するコミュニケーションは、直火焼きと違って、外はこんがり中はジューシーな美味しいステーキができます。その為には、取扱説明書をしっかりと読み、油返し(打ち合わせ)をしっかりとしましょう。ステーキ(コミュニケーション)がうまく焼けないのは、フライパンの責任ではありません。  

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ヨーロッパではどうですか?

ヨーロッパではどうですか?

よく日本のお客様から、「ヨーロッパではどうですか?」と聞かれます。先日フランス人の友達が日本に在住していた時に、「ドイツはどうですか?」と聞かれたことがあるという話をしていました。彼女は確かにヨーロッパ人ですが、ドイツに行ったことがないので、「どうしてフランス人の私にドイツの事を聞くのかしら?」と思ったようです。文化を理解することは、ヨーロッパのお隣さん同士でも大変難しいことです。よくある独仏間の異文化による考え方の違いは、ドイツでは、食事中に商談はしません。休暇の話や、家族の話などします。食事は交渉の後に、つまり、全部話し合った後にします。フランス人は、食事中に色々話し合います。食事中も交渉の延長線上にあります。逆にヨーロッパでは日本と中国と韓国は同じだと考えている人も少なくありません。

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