信号遵守それとも自己責任?

信号遵守それとも自己責任?

歩行者用の信号はどこの国にもあります。ところが、国によって信号に対する考え方が違うようです。例えば、ドイツでは、大人も子供も信号を必ずしっかり守ります。特に子供が周りにいる場合は、大人は子供の良い模範になるよう、車が来なくても(暫く来そうになくても)信号をしっかりと守ります。それでは、フランスではどうでしょう。 フランスでは、大人が子供に「左右をしっかり見て、信号が例え赤でも危険でないと判断したら積極的にわたる」様に教育しています。スペインではどうでしょう。ラテン系だからいい加減なのではと思いましたが、現地の人はしっかりと信号を守っていました。イギリスではどうでしょうか?基本的には守りますが、全く車の通りがない場合は、赤でも渡ります。では日本ではどうでしょう?信号は守るように教育されていると思いますが、実際はどうでしょうか? 渋谷の交差点は世界的にも有名です。ヨーロッパ人はどうして皆ぶつからずにまっすぐ渡ることができるのかと不思議なようです。ロンドンにも規模は小さいですが、渋谷の交差点のようなスタイルの交差点があります。でも、ぶつからないように歩くことは難しいようです。

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コスメティック品質

コスメティック品質

以前ドイツのHandelsblattのオンラインニュースで日本の品質について述べてありました。当時、私は、ドイツ製造業と日本輸入会社の通訳・翻訳のお仕事をしていました。この記事は、残念ながらネット上ではもう見られないようです。日本人とって当たり前のことがドイツ人にとって(ヨーロッパ人にとってでもあると思います)が当たり前でないという価値観の違いを上手にまとめてありました。その記事の中で、特に私が気に入った言葉は、「コスメティック品質」です。これはお化粧品の品質の話をしているわけではありません。 その製品自体に要求される品質以外の、付加価値的品質。つまり、ラベルの貼り付け具合や、充填量の均一性など。あるドイツのワイン製造業者は通常通りドイツワインをボトリングして輸出しました。ところが日本からクレームが来ました。理由は、「ボトルが均一に製造されていない」ということでした。ボトルは確かに微妙に形に違いがありました。内容量はラベルに書かれているスペックは達成しています。多く入っている場合もありました。ドイツ人は「何が悪いのか」、日本人は「どうして分からないのか」理解に苦しんでいました。

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展示会通訳(説明員)

展示会通訳(説明員)

パリでは、国際展示会が数多く開かれています。私は、来週パリで開催される展示会Maison&Objetの通訳の準備をしています。正確に言いますと、説明員兼通訳者です。展示会のお仕事は、交渉通訳以外にも、色々なスキルを必要とします。来場者は世界各国からいらしていて、言葉も習慣も様々です。欧州の展示会は、来場者の立場からすると、既存のクライアントとの交渉の場であり、新規サプライヤー獲得の場であります。 短時間で来場者に彼らが必要とする情報を速やかに伝達するというスキルは、正確性だけではなく、独創性、そして臨機応変に対応していかなければなりません。そういった意味で、通訳するだけではなく、今までの通訳としての経験を発揮できる場であり、大変やりがいのあるお仕事です。初めて欧州の展示会に出展される方は、経験のある展示会通訳者を探されるとよろしいと思います。

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