ビジネス上でのマナー

ビジネス上でのマナー

日本国内でもそうですが。海外でのビジネスで初対面の場合、異文化のパートナーやクライアント様とのご挨拶の仕方や順番をしっかりと把握しておくことは、とても重要なことです。日本文化の中でもエチケットがわからない人もいると思いますが、まして文化の違いなどがあると誰からどのように挨拶をしていいのか分からないことがあります。ヨーロッパでは通常まず女性、そして役職の高い順に握手そしてご挨拶をしていきます。それがエチケットです。ところが、文化が入れ混じると複雑になります。たとえば、日本人がドイツ人のビジネスパートナーをドイツの本社に訪問した場合、初対面で相手のお顔や役職を把握しないまま、ご挨拶をすることがあります。ヨーロッパ人も日本人のビジネスパートナーに対してどのように対応すればいいのか実は分からないのです。ある時に、ドイツ人は、両手を合わせてお辞儀をしました。それを見た日本人はそれと同じように両手を合わせてお辞儀しました。ドイツ人は、日本ではこのように初対面の人と挨拶をすると勘違いしていて、日本人はドイツではこのように挨拶するのかと思い、とっさのリアクションでしてしまいました。私は、ドイツ人側の通訳として、後でドイツ人に次回のためにこのような挨拶の仕方は日本ではしないということをはっきりと説明しました。彼らにとってアジアは同じと考えたのでしょう(皆が皆そうではありませんが)。どこかで見たり聞いたりした通りに良かれと思ってしたと思います。ヨーロッパでは通常挨拶は、女性に対して、そして役職の上の人から挨拶をしていきます。ドイツは握手をします。通訳をしているとそういう場面に何度も出くわします。その中でも、あるドイツの会社のCEOのジェントルマンな対応の仕方には大変関心します。彼は、一番近くにいる人から丁寧に挨拶をしていきます。通訳の私にも丁寧に挨拶してくださいます。「大西さんお元気ですか。今回もよろしくお願いしますね。」といった感じにです。ヨーロッパでは男性と女性がいる場合は、女性にまず挨拶をします。ただ、近くにいる人を通り過ぎて他の人から挨拶するのはマナーに反しています。日本人のビジネスパートナーと挨拶をするとき、外国人も(たとえばドイツ人も)誰から握手していいのかわからない時があります。ヨーロッパの習慣上、私も自分の順番なので握手の手を出して、何度か素通りされたことがあります。それは私が通訳であるからだとは思いますが、例え通訳(黒子)であっても、あまり気分のいいことではありません。通訳は後からついていくといったイメージがありますが、先にいたほうが、また、全体をリードしている人の隣にいたほうが、次の行動もすぐに察することができ的確にお客様を誘導することもできます。またお客様が自己紹介をする時や名刺交換をする時に近くにいたほうが言葉のサポートも迅速にできます。その場の状況の把握や察しがきくため、誰よりも先に簡単に「○○会社の通訳の大西陽子です。よろしくお願いします。」と短く自己紹介してから通訳のお仕事に従事したほうが、相手も私が通訳であることが分かり、私に対しての対応もスムーズにいきます。挨拶は国を問わずとても大切なことだと思います。第1印象が決まります。また、役職だけで誰が重要なのかは分からないことがあります。マナーやエチケットとしてだけではなく、戦略的にも皆に自分から公平にご挨拶をすると周りから見ていい印象を持ってもらえると思います。

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